- どれくらい高いのか
- 値段が変わる「ダイナミックプライシング」とは
- 公式の転売サイトでも高額に
- 当局の調査と各国からの批判
- ファンからはどんな声が出ているのか
- 観戦したい人はどうすればいい?
- テレビや配信で楽しむという選択
- 非公式の転売チケットには手を出さない
どれくらい高いのか
報道によると、今大会のグループステージのチケット(カテゴリー3)の平均価格は約200ドル、日本円でおよそ3万2000円とされています。前回大会の同じカテゴリーは79ドルほどだったと報じられているので、2倍以上の値上がりです。さらに決勝戦になると、最も高いカテゴリー1の価格が一時8000ドルを超えた、日本円で130万円を超える水準になったとも伝えられています。日本代表の試合でも、8万円を超える価格がついたという報道がありました。一般のファンが家族で観戦するには、あまりに重い金額になっています。

値段が変わる「ダイナミックプライシング」とは
今大会のチケットが高くなった大きな理由が、「ダイナミックプライシング」と呼ばれる仕組みの導入です。これは、人気や需要に応じてチケットの値段がリアルタイムで上がったり下がったりする仕組みのことです。人気カードは需要が大きいので、値段がどんどん上がっていきます。航空券やホテルでは以前からある仕組みですが、ワールドカップの一般チケットに本格的に取り入れられたことで、「買おうとしたら昨日より値上がりしていた」という事態が起こるようになりました。買う側からすると、本当の値段がいくらなのか分かりにくいのが実情です。
公式の転売サイトでも高額に
さらに批判を集めているのが、FIFA公式のリセール(転売)の仕組みです。報道によると、公式の転売サイトでは決勝のチケットに120万円を超える価格がつくケースもあったと伝えられています。公式の仕組みの中で高額転売に近い状態が起きていることに対して、「FIFA自身が利益を膨らませているのではないか」という厳しい見方も報じられています。ファンを守るはずの公式リセールが、結果として価格をつり上げる場になっているとすれば、本末転倒だという声が出るのも当然かもしれません。
当局の調査と各国からの批判
この問題は、ファンの不満にとどまりません。報道によると、アメリカのニューヨーク州とニュージャージー州は、ダイナミックプライシングの販売方法が「買う人に実際の価格を分かりにくくしている」として、FIFAのチケット販売について公式の調査を始めたと伝えられています。また、イギリスのスターマー首相も「サッカーファンを一番に考えるべきだ」と発言したと報じられました。一国の首相がチケットの売り方に苦言を呈するのは、異例のことです。それだけ、今回の値段設定が世界中のファンの怒りを買っているということだと思います。
ファンからはどんな声が出ているのか
SNS上では、「冗談の域を超えている」「サッカーはもう大衆のものではなくなった」といった厳しい声が報じられています。ワールドカップは、4年に一度、世界中の人々が楽しみにしてきたお祭りです。それが、お金に余裕のある人しかスタジアムに入れない大会になってしまうのではないか——そんな不安の声が広がっています。スタンドが富裕層ばかりになれば、あの熱気あふれる応援の雰囲気も変わってしまうかもしれません。チケットの値段は、単なるお金の問題ではなく、大会の空気そのものを左右する問題なのです。
観戦したい人はどうすればいい?
これから観戦を考えている方にできることは、まず公式の販売情報をこまめに確認することです。ダイナミックプライシングは需要で値段が動くため、カードや時期によっては価格が下がる場合もあるとされています。また、非公式の転売サイトからの購入は、高額なうえに入場できないリスクもあるので避けるのが安全です。テレビやネット配信での観戦も、今大会は選択肢が豊富です。無理のない範囲で、自分に合った楽しみ方を選ぶのが現実的だと思います。
よくある質問(Q&A)
テレビや配信で楽しむという選択
チケットが高くて現地観戦をあきらめた方も、がっかりする必要はありません。日本では、テレビの中継やインターネット配信など、複数の視聴手段が用意されていると報じられています。自宅での観戦なら、お金の心配をせずに、好きな試合を好きなだけ楽しめます。リプレイや解説をじっくり聞けるのは、むしろ画面観戦の強みです。家族や友人と集まって観戦すれば、スタジアムとはまた違う盛り上がりがあります。チケット高騰のニュースに腹を立てるより、自分に合った楽しみ方を見つける方が、この1か月を何倍も楽しめると私は思います。
非公式の転売チケットには手を出さない
チケットが手に入りにくくなると、非公式の転売サイトや個人間の売買に頼りたくなるかもしれません。でも、これはおすすめできません。非公式ルートのチケットは、正規の値段よりさらに高額なうえ、偽物だったり、入場時に無効と判定されたりする危険があると指摘されています。高いお金を払ったのにスタジアムに入れない——これほど悲しいことはありません。チケットを買うなら、必ずFIFAの公式販売と公式リセールを使うこと。遠回りに見えても、それが結局いちばん安全で確実な方法です。


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