- なぜ今大会は暑さが心配されているのか
- 選手会(FIFPRO)は何を求めているのか
- キックオフ時間への批判
- FIFAの暑さ対策は
- 標高の高さも選手を苦しめる
- 観戦するファンにも暑さ対策は必要
- 過去の大会でも暑さは勝敗に影響してきた
- 日本代表にとってはどうなのか
なぜ今大会は暑さが心配されているのか
今大会の開催地は、アメリカ・メキシコ・カナダの3か国。開催期間は6月から7月で、北米の本格的な夏と重なります。報道によると、気候の専門家からは「4試合に1試合ほどが、選手にも観客にも影響するほどの高温の中で行われる可能性がある」という分析が出ています。アメリカ南部やメキシコの会場では、日中の気温が体温を超えるような暑さになる日もあると見られており、医師や暑さの研究者からは「選手が心配なレベルの暑さのストレスにさらされる恐れがある」との警告が出ていると伝えられています。

選手会(FIFPRO)は何を求めているのか
世界の選手たちでつくる選手会「FIFPRO」は、暑さの指標であるWBGT(暑さ指数)が28度を超える場合、試合を遅らせたり延期したりすることを検討すべきだという基準を示していると報じられています。そして研究者の分析では、今大会の日程の中に、その基準に達する可能性が高い試合が5試合ほどあると指摘されているとのことです。選手はピッチの上で90分以上、全力で走り続けます。観客席で座って見るのとはまったく違う負担が体にかかるため、選手側が暑さに敏感になるのは当然のことだと言えます。
キックオフ時間への批判
暑さ問題で特に議論になっているのが、試合の開始時間です。テレビ放送の都合などで日中の時間帯に組まれる試合があることに対して、研究機関などから「もっと夕方や夜にずらすべきだ」という指摘が以前から出ていたと報じられています。一方で、報道によると、FIFAも一定の配慮はしており、特に暑い都市や冷房のないスタジアムでの試合は、危険な時間帯を避けて組まれる傾向にあると分析されています。それでも「夜にずらすだけでは足りない」という専門家の声もあり、議論は続いています。
FIFAの暑さ対策は
FIFAは暑さへの備えとして、いくつかの対策を発表していると報じられています。具体的には、前半・後半のそれぞれに3分間の給水タイムを設けること、観客と選手のための冷却設備を用意すること、リアルタイムの気象条件に応じて対応を強化すること、医療体制を整えることなどです。過去の大会でも暑い地域での開催はありましたが、今大会は規模が大きく、会場も広範囲に散らばっているため、会場ごとの環境の差も大きくなります。対策が十分に機能するかどうか、大会を通して注目されることになりそうです。
標高の高さも選手を苦しめる
暑さとあわせて指摘されているのが、標高の問題です。開幕戦が行われたメキシコシティは標高2200メートルを超える高地にあり、空気が薄く、選手の体には大きな負担がかかるとされています。暑さと高地という二つの条件が重なる試合は、選手のコンディション管理がいっそう難しくなります。どのチームがこうした環境にうまく対応できるかは、勝敗を左右する要素のひとつになるかもしれません。試合を見るときに「この会場はどんな環境か」に注目してみると、観戦がより面白くなります。
観戦するファンにも暑さ対策は必要
暑さのリスクは、選手だけの話ではありません。スタジアムやファンイベントの会場では、観客が長時間、屋外で過ごすことになります。実際、アメリカの開催都市では、ファン向け会場の暑さへの備えが現地で話題になっていると報じられています。現地観戦する方は、水分をこまめにとる、帽子や日よけを用意する、体調がおかしいと感じたらすぐ涼しい場所へ移動する、といった基本の暑さ対策を徹底してください。日本の夏の熱中症対策と同じ心構えが、海外のスタジアムでも役立ちます。
よくある質問(Q&A)
過去の大会でも暑さは勝敗に影響してきた
暑い環境での大会は、今回が初めてではありません。過去のワールドカップでも、気温や湿度の高い開催地では、選手の運動量が落ちたり、試合の終盤に足が止まったりする場面が見られてきました。暑さの中では、走力に頼るチームよりも、ボールを保持して相手を走らせるチームが有利になるという見方もあります。つまり、暑さは単なる環境の問題ではなく、戦い方そのものを変える要素なのです。今大会でも、暑い時間帯・暑い会場の試合では、各チームがどんな戦い方を選ぶのかに注目すると、観戦がぐっと面白くなります。
日本代表にとってはどうなのか
暑さへの対応は、日本代表にとっても無関係ではありません。日本の選手たちは、蒸し暑い日本の夏やアジアでの試合を経験しており、暑い環境での戦いには慣れている面もあります。一方で、ヨーロッパのクラブでプレーする選手が多い現在は、シーズン直後の疲労と暑さが重なる難しさもあります。報道によると、各国とも、暑さに備えた事前キャンプやコンディション調整に力を入れているとされています。環境への適応力は、実力と同じくらい大事な武器になります。日本代表がこの条件をどう味方につけるかも、見どころのひとつです。


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